様々な食品からイソフラボンを摂取

大豆に含まれるイソフラボンの含有量

大豆に含まれているイソフラボンは大豆の品種によって異なりますが、どの品種に多いのでしょうか。
この記事では大豆の品種とイソフラボンの量に着目します。
同様の記事がこちらにもありますのでご覧ください。

■国産大豆

生産年2000~2001年に収穫されたの大豆1g中に含まれるイソフラボン量(単位μg、カッコ内はアグリコン換算値)は以下のとおりです。
※2年分のデータがある品種は中間値を記載しています。

・音更大袖 4700(2600)
・大振袖 3300(1800)
・いわいくろ 3700(2000)
・光黒 2900(1650)
・とよまさり 3150(1800)
・つるの子 3800(2000)
・スズマル 2500(1350)
・秋田 3200(1800)
・ツルムスメ 3900(2100)
・丹波黒 2000(1100)

これらの豆の産地は、丹波黒を除いて北海道産です。
音更大袖と大振袖は緑色を帯びていて、いわいくろ、いわいくろ、丹波黒は黒い大豆です。
イソフラボンが多い品種は音更大袖で、少ない品種はスズマルだと分かります。
音更大袖は十勝地域にある音更町の大豆で、きな粉やスープなどの加工品として販売されています。
スズマルは小粒で、加工食品では納豆としてよく販売されています。

■輸入大豆

同じ調査でアメリカ・カナダからの輸入大豆3検体を調べたところ、イソフラボン含有量(単位μg、カッコ内はアグリコン換算値)は4900(2600)、4000(2100)、4000(2200)でした。
アメリカ・カナダで生産された大豆の品種はイソフラボンが多い可能性があります。

そのほか「ふくいぶき」や「ゆきぴりか」などイソフラボンが多い大豆も登場しています。
乾物に加え色々な大豆食品でも大豆の品種が限定された製品が販売されているので、大豆の風味や外見の違いも楽しんでください。

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